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今回の大震災で原子力発電の安全神話が崩壊。
オール電化派にとっては逆風となっておりますが、スレはまだまだ続きます。
[スレ作成日時]2011-03-17 18:13:44
今回の大震災で原子力発電の安全神話が崩壊。
オール電化派にとっては逆風となっておりますが、スレはまだまだ続きます。
[スレ作成日時]2011-03-17 18:13:44
論点を明確にして冷静に比較してみましょう。
①震災時のリスク(事故、復旧)
②ランニングコスト
③資源の将来性
④発展性
⑤その他(あれば)
さて、それぞれの項目でガス併用とオール電化はどちらが有利でしょうか?
①震災時のリスク(事故、復旧)
インフラが無い間も地震の被災地に住み続けたい方は別として一般的に。
事故=被災による機器の故障率。振動や濡れへの強さ。
復旧=修理、買い替えコスト。
②ランニングコスト
ケースバイケースだが、昼夜の価格差が大きいオール電化は節約意識が高くなり有効。
③資源の将来性
機器の寿命(10~15年)における将来性でいえば、国内資源のガス系の可能性がある。
将来性が無くなれば新たなインフラを敷く事無く移行する。
④発展性
買ってしまったものは発展せず、発展したものを買うべきなので論点になりえない。
買ったものが安価になると後から返金されたり、技術が進むと勝手に成長したりするケースでもあるのか。
ガスは枯渇するリスクがある!と騒いでる者に回答を求めたい。
では代替するエネルギーとして最も有効なものは何だと言うんだ?
今後、仮に原子力が全くアテにできなくなったとしたら
天然ガスを燃料とする火力発電が、総発電量の大半を占める事に
なるんじゃないのか? そのガスが枯渇する事を考えたら
何を目指すべきか、って考えた事ないのかな。
あんたが考えてる事と言えば「家庭でガスを使わず電気を使え」って
事に尽きる訳だが、その電気の大半はガスで作る事になるんだよ?
電化派は相変わらず別世界で生きてるんだな。
現実に首都圏では、ガスは問題ないのに、電気は復旧に年単位でかかる。
もうそれだけでオール電化に勝ち目はない。
んじゃ個人的体感を交えて答えとこうかな。
①震災時のリスク
ガス配管が損壊して引火する様な事態になれば、バカでも解り易いくらい
危険な状況にはなる。ただ、それは刃物を恐れる様なもんだと思うね。
使い方を間違って怪我をしたり犯罪に使われる事を恐れて、台所に包丁を
置かない様なやつの発想に等しいんじゃないだろうか。
震災時には電線が切れるというリスクもある。それが火災を引き起こす
事例だってあるだろう。発生頻度としてどちらが多いのか俺は知らんけど
ガスの方が圧倒的に危険だ!と言ってるやつはその辺をよくご存知なの
だろうから、客観的データを添えて説明をして頂きたいところだ。
俺が知る限り、火災の発生要因別に比較すれば、ガスへの直接引火と
漏電とでは大して差がなかった筈なんだが。
復旧に関するデータも然り。被災地の現状をご存知なら、ガスが復旧せず
困っている世帯と、電気が復旧せずに困っている世帯のどちらが現状多いのか。
例えば「給湯」というファクターに限定してでもよいので数値的比較が必要。
片方の優位を主張してるやつは、電化派・ガス派いずれもそうした裏付けを
持っている筈。無根拠な主張は誰にも指示されない。
なお俺んとこの場合は、今回の地震でガスは一切遮断されていない。
電気は計画停電によって火曜日から毎日1~2回ずつ遮断されている。
電気が止まると水も止まる。ガス給湯器も使えないが、ガスファンヒータと
コンロ(非カセット)が使えるので、水さえ確保してあれば入浴以外には
まったく困らない。
②ランニングコスト
現状の料金体系では、オール電化のメリットは疑い様もないと思う。
てか、それこそがオール電化の本質的メリットだもんな。
今後も「電化上手」メニューの存続を信じるしかあるまい。
事前にメリットの有無を検証する事が「オール電化導入」の前提なのだから
適合する世帯にとっては良いものに決まっている。しかし 中間・夜間の
利用実態が世帯ごとに異なる中では、ランニングコストの優劣については
すべての人に共通する結論など存在しない。なので比較論自体が不毛。
③資源の将来性
これも出題に問題があるんじゃね?
ガスと電気を比較するにあたって「資源」の比較ってのは馴染まないだろ。
電気を作り出す方法にいくつかの種類があって、そこで必要とされるものの
中に「資源」がある。ガスもその資源のひとつだろ?
ガスがなくなったら発電量だって大変なダメージを受けるんだぞ。
限りある資源の消費量を減らし、ロスを減らす。それこそが省エネの本質。
貯めておけない・運びにくい電力を「需要」に合わせて不足なく作り続け
それだけをアテにする様な生活より、電気の使用量を最小限におさえて
足りない部分を必要に応じ、できればオンサイトで作るやり方の方が
資源の将来性に貢献する事は誰の目にも明らかだ。
④発展性
個人的にはどちらにもあると思う。
地熱や太陽光を利用した再生可エネルギーの実用化&高効率化。
燃料電池の低価格化や小型軽量化など。
今回たいへんな問題になっている原子力だって、安全性の向上という点では
まだ発展の余地はある筈だ。
あらゆるエネルギー利用方法にそれぞれの未来がある中では、その可能性を
活用する途をひとつに絞ってしまう事にこそ問題がある。
何が言いたいかは解るよね。
⑤その他
電化派とガス併用派の争いは、電力会社とガス会社のシェア争いの代理戦争。
エンドユーザーがそれに付き合わされてるんじゃ世話ないよ。
俺はこれから先しばらく生きていく中で、技術の進歩というものに期待して
いるから、選択肢もなるべく多く残しておきたい。
ある意味「幸いにも」だが、オールガスなんてシステムは今のところは
有り得ないが、仮にそれが実現したとしても俺は絶対に選択しない。
現状オール電化を選ばない理由もそれと同じ。
俺は「電化派」でも「ガス派」でもない。
>>182
長文読むのは苦手だと思うけど、こんなもんでどう?
俺に言わせりゃ、エコキュートってのは本当に素晴らしい熱源機器だよ。
瞬間式のもあるそうだから、それを普通にガス併用世帯にも供給してやれば
いいのさ。それだけでも「エコ」のお題目には大きく貢献できる。
一方でIH調理器具の有用性は、夜間電力云々の議論とは無関係なんだし。
電化・併用の隔てなく、使いたいやつが使えばいいだけの事だ。
給湯方式、暖房方式、調理器具。それぞれの要素で個々のユーザーが
自分達の生活スタイルに合ったものを選べる様にしてくれれば何の問題も
ない筈なのにそれをしないのは、電力会社にとってのオール電化の普及も
それに対抗するガス会社の販促も「シェア争い」でしかないからだ。
空気でお湯を沸かす技術がそんなに良いものなら、何もオール電化住宅で
なくたってその恩恵を享受できる様にすりゃいい。
ガス併用でも給湯と調理は電化でという世帯は普通に出てくるに違いない。
なのにそれをエサにして、ユーザーにガスを捨てさせようとしているのが
今までのオール電化商法の実態だ。昼間需要に合わせて作り、ダブついた
夜間電力を格安で売って消費者を釣る。ついでにエコという甘いワードで
粉飾する。原発がこんな事になってしまった今、そうやって利用者を
ごまかしてきたツケを電力会社はどう払う事になるんだろうね。
ガス会社はガス会社で、そんな電力会社にバカ正直に対抗して、やれ炎で
作るチャーハンは美味しいよだの何だの、子供騙しみたいな事をしてきた。
挙句には、IHから出る電磁波がどうのとオカルト紛いの屁理屈を並べる
技術オンチが大量発生する始末。
電化VSガスの議論は本当に不毛だ。
インフラは多様化こそが命。
オール電化派が出題しておきながら、その電化派からの回答がない。
おかしいねぇ・・・。
エコキュートが誕生した日本ですらまだまだ普及途上の状態だったのに、
今回の事故で環境と安全性を重視する国々で世界的に原発推進が止まりつつある状態では
当分の間、日本だけのガラパゴス技術になってしまう可能性が高いからね。
将来的(自然エネルギーを電源とする時)にはオール電化という流れになるだろうけど、
今のオール電化システムはもう過去の遺物にしか過ぎない。
「原子力推進、難しい状況」 谷垣氏、政策転換を示唆
http://www.asahi.com/politics/update/0318/TKY201103170559.html
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http://www.asahi.com/politics/update/0318/TKY201103180226.html
ドイツ、原発7基を一時停止へ
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_200236
イスラエル、初の原発建設計画を停止
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110318-OYT1T00273.htm
「オーストラリアに原発は不要」 ギラード豪首相
http://www.afpbb.com/article/politics/2790624/6933214