256です。
算盤を片手に持っているスミフや流山市を動かす具体値が知りたかったので計算しましたが、
説明不足や稚拙な計算失礼致しました。
258さん、259さん
内部被ばく量と幼児への影響が抜けていましたね。
それぞれ3倍ずつで計算しなおしてみます。
*内部被ばく線量は、Cs137の場合の線量係数:3.9×10-5(mSv/Bq)から計算できます。
0.6μmSv/hの空間線量なら地表に224(kBq/m2)の放射性物質が堆積していますので、
年間1m2の表土を摂取する(?)と8.7mSv/yの内部被ばくとなります。
国の暫定基準で各種食品からの年間内部被ばく量は5.0mSv/yを超えない様に野菜などは
スクリーニングされることになっています。
ですので、内部被ばくも含めて外部被ばくの2~3倍は妥当だと思います。
また、ICRPの基準では体の各部位ごとに係数を掛けていますし、
一度摂取した放射性物質は70年間排出されずに体内に蓄積するものとして計算されますが、
実際にはCsなどは100日程度で代謝される様です。
さて、内部被ばく量も含めて3倍、幼児への影響も考慮して3倍すると、
現在幼児の方の流山での生涯がん発生リスクは、何もなかった場合と比べ1.38倍となります。
(*原爆被爆者で短時間に800mSvを浴びた方でも1.4倍の確率ですから、
かなり高めの安全率がかかっている計算です。参照 日経2011年4月17日)
ここからは、役所に文句を言うための相談になります。
小中学校の校庭の除染費用は、相馬市の例で320万/校ですから、
流山市の全小中学校23校(小15,中8)を除染しても7360万しか掛りません。
放射線の影響で人口16.4万人の流山市でガンで死亡する方が1.38倍で156人近く増えることになり、
ガン患者1人当たりの医療費(180万円)から、除染の効果は2.8億程度になります。
なぜ、流山市は除染を行わないのでしょうか?
これはガンについてのみの計算ですが、
子供の疾患リスクを減らせて、親も安心でき、かつ、将来の医療費を低減できるはずなのですが・・・。
(係数を軽めにして計算すると国の校庭での基準値3.8μSv/hで費用対効果が1ぐらいです)
マンション室内の線量も気になりますので、ガイガーカウンターをお持ちの194さん、
測定されたら値を教えて頂けると助かります。
*前出のWHOのレポート(webで見れます)の第1章を読むと、
「得られる便益が、それに関わるコストを正当化する云々」と書いてあります。
子供を持つ親としては腹立たしいですが、人の命に重み付けをするということです。
これらが公衆衛生に関わる方の基本スタンスなら、
そういう言い方をしないと役所は動いてくれないという事になってしまいます。
ですので、上記計算で気分を害された方にはお詫び申し上げます。