内覧会と入居説明会で仕入れてきたネット関係の情報を。ちょっとだけ専門的ですので、わからない方は読み飛ばしてください。
NTT東の説明によると、各部屋同士のネットワークは1Gbpsケーブル(カテゴリ5e)で繋がれているようです。内覧会でケーブルを見てみましたが、印字がなくてカテゴリ5eかどうかははっきりしませんでしたが、まずはNTT東の説明を信じてみます。
ただしNTT東の説明通り1Gbpsケーブル(カテゴリ5e)だとしても、各戸の分電盤近辺にある各部屋間を繋ぐHubが100Mbps(バッファロー製)なので、そのまま利用すると各部屋間のネットワークは100Mbpsどまりになります。こちらは内覧会で確認したので間違いありません。
設置されていたHub自体は市販のものだったので、近くのBicなりヤマダなりで1Gbps対応のHubを購入して繋ぎ換えると、各部屋間のネットワークを1Gbps LANにすることができそうです。購入するHubはマルチメディアコンセント数+インターネット用1ポートのものを購入してください。
そもそもの前提として、接続するPCが1Gbps LANに対応していないと意味がありませんし、複数のPCを複数の部屋(正確にはマルチメディアコンセント)で接続する場合でないと実効性はありません。
また、インターネット接続は分電盤付近に2口来ていて、1口はNTT東の専有で下り200Mbps、もう一口が他の2社(KDDIおよびつなぐネット)の共有で100Mbpsでした。つまり1台のPCしかなくて、KDDIとつなぐネットを選択する場合は1Gbps LANにする意味がありません。
Hub交換でうれしくなる条件をまとめるとこんな感じになります。
●複数の1Gbps対応PCを持っている場合
●複数の部屋(マルチメディアコンセント経由)を有線によるLANを構築する場合
●インターネット回線をNTT東日本(下り200Mbps)にする場合
最後に蛇足かもしれませんが、アウルではNTT東とKDDIとつなぐネットから選ぶことができるので、迷っている方へのアドバイスとしてまとめてみます。3社は、だいたい以下のようなイメージになります。
帯域(速度):NTT東(下り200Mpbs) > KDDI(100Mbps) = つなぐネット(100Mbps)
価格(月額):つなぐネット(2,100円) > KDDI(3,500円程度) > NTT東(4,500円程度)
●NTT東:品質重視の方向け ※特に上述の1Gbps対応を検討されている方
●つなぐネット:価格重視の方向け ※インターネットは100Mbpsで十分な方
●KDDI:携帯がauの方向け ※あえていえば、ですが
一般的な世帯であれば100Mbpsあれば十分過ぎるくらいゴージャスで、価格を考えるとつなぐネットはかなり好印象でした(オプションで固定グローバルIPがある)。個人的には複数のPCやサーバがあるのでNTT東を選択しますが、家の中で1Gbps LANを組むようなヘビーユーザ向けですね。KDDIは、正直あまりおすすめする理由が見あたりませんでした。