『東京のどこに住むのが幸せか』より、引用
同書によれば、資産価値のある物件の立地条件として、以下の7つをあげている。
①かつて武家屋敷だった街
②もともとは農村だったエリアで、戦前から開発されていた街
③最低でも80年前後以上の歴史がある街
④地域コミュニティが温存され、都市文明に多様性と歴史的な厚みがある街
⑤古代から自然災害(水害や地震)の被害が起こりにくいエリアにある街
⑥パワーエリートやアッパーミドルクラスにとって職住近接が成立している街
⑦利便性だけではなく、教育環境、自然環境、医療環境など都市の基本インフラが総合的に整備されている街
その上で、
「では、そうした都市文明が成立している住宅街とは、具体的にどこなのか。
真っ先に浮かぶのが麻布や広尾の界隈だろう。都心、とくに麻布周辺の不動産の賃料や価格が日本の中(という世界中)で飛びぬけて高いのは、都市文明のすべてが揃っている完璧さの所以である。物価は高いが、麻布や広尾周辺のエリアには資産価値を上げる街の要素のすべてが揃っている」(33頁以下)
「いま、東京でもっとも人気があり資産価値が高い六本木や広尾などは…」(40頁)
などと記載されている。